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2012年6月29日 (金)

お琴の糸と三絃の駒について

本日 6月24日は埼玉支部演奏会に向けての最終練習日でした。最初に柴田先生にお願いして「壱越」の合奏練習、一人練習はしているが合奏すると所々尺八が遅れるところあり、休みからの入り方のタイミングを外す等まだまだ練習要でした。先生からは良くお筝のメロディーを覚えることとアドバイスあり。今回の録音テープを何回か聴いて練習することにした。その後は引き続き柴田社中との「松竹梅」の合奏練習を行い。練習場所を岸町公民館から旧与野市の下落合公民館へ移動する。石瀬雅璋社中と「磯千鳥」の最終練習を行う。この公民館は我師匠加藤栄山先生の自宅の近くであり、昔一二度使用したことを思い出しました。

柴田先生との練習時は演奏に関することだけでなく色々なことを教えてくれます。琴の糸について、現在はナイロン絃が多く使用されていますが、本来は絹糸を使っていたとのこと。ナイロン絃と比べて音色が良く音にこだわる時などは使用する。芸大は絹糸を使用ことが多い。作り方は絹を織り、糸の表面はノリをつけて仕立てていく。少しでも折れ線がつくとそこから糸が切れてしまう。お筝の調弦は大変神経を使いながら行うことが要求される。糸を張る力も違うそうです。本日は絹糸での合奏練習となりました。

もう一つは三絃の駒のお話。三絃の駒には金属(金、銀、鉛)が埋め込まれている。駒と埋金の間には接着剤で止めているが長く置いておくと埋めた鉛が浮き出てくる。こうなると絃を弾いたときの音が微妙にビビリ音となる。今日お弟子さんの三絃がそのような状態であったので実際にその音を聴くことが出来ました。また別の駒を取り付けて音の違いを教えて頂きました。こうなった場合は自分でなおそうと埋金を叩いたりせず専門家にお願いするのが良いとのお話でした。いろいろなことを教えて頂き何時も勉強になります。有難う御座いました。

演奏会まであと1週間となり 最後の練習に頑張りたいと思います。

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2012年6月18日 (月)

尺八の演奏方法について

6月16日 本日は尺八の1日でした。午前中は弟子に尺八の稽古を3人に行い、その後は浦和へ移動し 柴田先生に「壱越」を合わせて頂きました。

尺八の吹き方について、午前中の弟子の話。お筝の合奏研究会が有り弟子ともう一人の人と古曲を吹いた時、もう一人の吹き方が楽譜通りの旋律にはなっているがしきりに音を大きく吹くことに終始し、曲想も情緒も無かったと話してくれた。宝山も尺八を習い初めた時は常に大きな音をだそうとしていた時が有ったことを思い出した。その後尺八は音量ではなく筝、三絃との調和が大切なことを知った。

どのように尺八を吹いたら良いかは尺八を勉強している人にとっては永遠のテーマと考えます。

尺八は吹く曲の内容、唄の持つ意味、曲想を理解して吹くことは理解しているが 実際に吹いている時はなかなか自分ではわからないもの。特に器楽曲についてはどのように表現してよいのか難しいと日頃思っていた。

本日「壱越」の練習時、柴田先生から話がありました。全体の吹き方が本人の性格が出ている。やさし過ぎる吹き方と。器楽曲でも曲の特徴が各々あり、テンポ、強弱、筝との掛け合い、それを理解して吹くこと。自分流に吹くのではなく「セリフをもらった役者のように演じる」ことが必要と。色々教えて頂きました。

昨年の新都山流 尺八コンクールで 審査員の先生が「尺八は技巧ではなく聴く人に何かを訴えるものが必要」と話が有りました。実際その通りと共感しました。

少し前にNHKの歌番組で母の日にちなんだ曲を何曲か特集したのを見ました。その中で歌手中村美津子が歌った「瞼の母」を聴きました。浪曲調のセリフの入った歌で古くに作曲されたものでした。何か人に訴えるものがあり、聴くひとはそれに同調するときもう一度聴いてみたいと思わせる。インターネットで曲を探してパソコンで再生し中村美津子の「瞼の母」を聴くことが出来ました。なんとこの曲に37万件ものアクセスがありびっくりしました。

尺八を聴いてくださる人がもう一度聴きたいと言う曲を目指して日々努力したいと思っています。今回の「壱越」の尺八がどこまで演じられるか・・・・・・・乞うご期待下さい。

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